【メモ→資料調査→構想→下書き→本格記述→精査→最終原稿:今回メモ段階】
オバマ大統領が昨年4月に来日したときに、「世界の繁栄を目指している」と言ったように思えた。思えたとは英語で聞いたため、英語音痴の私だから、「思えた」と記した。
いつかオバマ大統領とも、会談をする夢を見るかもしれない。そのときに備えて、経済に関するメモを記す。
あくまでメモであり、後日、じっくりと学術的に精緻化を行う予定でいる。
今回の、この「さくらのブログ」は私的ブログで名目上非公開ブログのため、構想・下書き抜き、資料調査抜きで一時間余りで一気に記したものである。後日、精査し、公式ブログへ、更に精査し公式HPか来年立ち上げる浜田隆政アカデミーHP、更に精査し作品化を図ることになる。
【世界の経済的繁栄】
世界経済の繁栄の本質的課題は以下二点しかない。逆に繁栄を阻害する項目を記す。
(A)疎外された労働(創意・工夫しない労働)。
(B)過剰生産。
よって、この(A)と(B)を解決すれば、世界の経済発展は可能である。だが、この二つの解決は難題であり、未だに解決策は見つけられていない。
ともかく、人類が、近代に入り、悩まされ続けたのが上記二点であった。
(A)は、歴史が始まって以来、人類が追求してきた課題であった。
いかに、創意工夫させるか。そうした状況をつくるため、日本では三世一身法、永代私有の法……身分制の廃止……、と。
現代でもオートメーション方式からセル方式などの試みがなされてきた。
創意・工夫し、懸命に働く労働者をいかに創設するかが人類の課題であった。
未だに、官僚型組織では、懸命に創意工夫する労働とは無縁の状況にある。
大学教師の授業一つとっても分かるであろう。
この課題にどう立ち向かうか。アダムスミスが一つの回答を出した。レッセフェールの原則、神の見えざる手……、と。
ところが、上記原則の下で生産物が増大すると、逆の問題が生じてきた。
(B)それが過剰生産である。現代社会の最大課題は物不足ではなく、過剰生産にある。現代の貧困の本質は、物不足ではなく、物の過剰にある。
過剰生産とは需要に対して供給過剰を意味する。供給過剰となれば、物価の下落を引き起こし、かなりの企業は経営危機となる。経営危機となれば、リストラ全盛となり、失業者や非正規労働者の賃金が下落し、そこで消費が落ち込む。
図式化すれば以下となる。
@過剰生産→A企業の経営悪化→B労働者の解雇・賃下げ・非正規への配置換え→C労働者=消費者→D消費の落ち込み→E企業経営の悪化……という悪循環が起こった。
その解決策が三つの方向で生み出された。
一つが、ケインズに見られた有効需要の創設である。上記の図式のCに注目し、Cにお金をばらまくことにより、Dを封じるという政策である。(類似例とすれば、ルーズベルトのニューディル政策である。日本の高橋是清も近いかもしれない。)
二つ目が、社会主義経済である。ソ連などである。過剰生産である以上、計画経済にすれば過剰生産から逃れられるという考えである。
三つ目が、Dを脱出するため、過剰生産物を海外でさばく、なおかつEを乗り越えるため安価な労働力も海外に求めるという政策である。ヒトラーなどに見られた侵略政策である。
【政治経済の最新記事】